2019年 極東ロシアひとり旅 〜ハバロフスク散策
10月28日(月)
天気、晴れ。気温はヒトケタ台だが、想像していたよりかは暖かい。セーターと厚くない上着でOK。
ハバロフスク(Хабаровск)の市内を散策する。
ハバロフスクの町は南西にアムール川(р. Амур)が流れる。中心市街地はアムール川に近い方にある。
駅からアムール川へ伸びる大通りを歩く。路面電車が走っている。札幌の大通公園とか名古屋の久屋大通といった雰囲気。葉っぱが薄緑のまま散っている。
途中に市場がある。そのうしろにショッピングモール的な施設。入口の窓枠がつくりかけのような佇まい。今日本ではあまり見ない回転式扉。
そしてもう少し歩くと路面電車が別れる。横方向の道は登り坂になっている。しばらくすると遊園地が見えてきた。ブランコみたいなイスは日本にも欲しい。
ついにアムール川へ到達。日本の感覚でいくと、川というより湖だ。ゆっくりゆっくり下ってゆくのだろう。
川沿いの公園を抜ける。砂浜があるが、粒が大きい。上を見上げると立派な教会。
そして階段を登るとハバロフスクの市街地がある。びっくりするのは、平日の昼間なのに若い人もそこそこ歩いていること。
縦方向の道は起伏がないのに、交差する横方向の道は登ったり下ったりしている。縦方向の道は尾根もしくは谷底にあるのだろうか。
お腹が空いたのでご飯屋へ。ロシアの街中にはスタローヴァヤ(столовая)というご飯屋さんが至る所にあり、地元の方々もご飯を食べている。トレイを取り、ガラスの向こうに並んでいる料理を店員に頼んで取ってもらうスタイル。そして会計。
意外に綺麗な食堂に、お昼時ともあって結構並んでいる。ロシア語が分からない私は「это пожалуйста(これください)」で頑張る。しかし、これを言うのが恥ずかしくなってきて、結局得られた料理は惣菜系のみ。魚の前菜っぽいものが美味しかった。
大きな公園に出る。池のはずなのに水がない。
ロシア語にすると「Я люблю Хабаровск」らしいよ。
さすが都市ともあって、ショッピングモール的な店はいくらかある。あるショッピングモールでは、ロイズチョコが売っている。
そして本屋があったので、読めもしないのにロシア語版の『カラマーゾフの兄弟』をおみやげにする。
昨日の宿に戻り、荷物を取って、ハバロフスク駅へ。今日はシベリア鉄道の旅。ハバロフスク駅では、とくにやることがない。お腹を満たすためにハバロフスク駅にもあるスタローヴァヤに寄る。「Это пожалуйста」というと、店員が「谢谢」と返してくれた。カードが使えなかった。
そして20時ごろプラットホームへ。いよいよオケアン号の旅である。