2019年 極東ロシアひとり旅 〜日本出国からハバロフスクへ

10月27日(日)

 

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ついにこの日が来てしまった。初めて日本の外に出る日が。そして、時差のあるところへ行く日が。

 

 

成田空港は遠い。京成線をずっと乗って成田空港へ。八幡で乗ってきたおっちゃんが、突然話しかけてきて、なぜかMVNOの話をした。成田から夫婦で奥様の故郷沖縄に行くらしい。

 

成田空港に到着。Wi-Fiを借りて、搭乗手続きをして、円をルーブルに替えて、出国する。

 

今回乗ったのはS7航空。成田空港第2ターミナルから出発する。搭乗手続きカウンターはRという端っこに近い位置。覚悟していたが、成田では日本語が通じる。拍子抜けだった。

 

円をルーブルに替える。現地で替えたほうがトクという話もあったが、初海外なので安心感を考慮したのと、ハバロフスク空港では両替ができないという前情報があったので、成田で替えた。今回両替したところでは、10月27日時点で1ルーブル = 2.15円という相場だった。

 

そしていよいよ出国手続き。全て機内に持ち込みたかったので、手荷物検査はスーツケースも込みである。液体は気を遣った。100mlの容器に小分けにしてジッパーにしまう方式。手荷物検査は滞りなく終了。

つづいて初体験の出国審査。日本国民の場合、成田では機械が自動で審査してくれる。パスポートを伏せてカメラに顔を向けるだけで終了。出国スタンプはとくに押されないが、希望すれば押してもらえる。

 

続いて広がる免税店の広場。「Tax Free AKIHABARA」とかいう店がある。

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乗る便はS7航空ハバロフスク行き。他のエリアには中国人や韓国人などが大勢いたが、ここで待っているのは9割方ロシア人。使用機材到着遅れのためか、10分ほど遅れることになる。

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いよいよ搭乗。そこにはもはや日本のかけらがひとつもない。出口が「ВЫХОД」というのは字面が強い。離陸まで順番待ちなのか時間がかかる。

そして離陸。S7航空の客室乗務員は、女性は鮮やかな赤色のワンピースと帽子、男性はかっちりスーツにS7色の鮮やかな黄緑のネクタイという出で立ち。しばらくして、軽食のサンドイッチと飲み物が配られる。周りの客も客室乗務員もロシア語で喋ってるからおっかなかったが、ロシア人じゃないと分かったからか「Fish or chicken?」と聞かれた。

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そうこうしている間に日も沈み、ハバロフスク空港に到着。初めての町だから、滑走路からタラップまでが長い。ブレーキ遣いが荒い。シートベルト着用サインがついているのに、周りのロシア人が上の荷物を取り出そうとして、客室乗務員に制止されていた。

タラップから国際線ターミナルまではバスで乗車。その後国際線ターミナルに到着すると、すぐ入国審査。狭い空間に4列ほど並ぶ。ここは時間が掛かると聞いていたが、思っていた以上にすぐ終わる。入国審査を終えると税関だが、特に申告するものがなければスルー。そしてもうロシアの地に入ってしまった。

国際線ターミナルはとても小さい。白タクがしつこいとの評判だったが、若干1名に「Taxi?」と聞かれたのみで終わり、拍子抜けした。

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一方の国内線ターミナルは、どうやら最近新ターミナルが運用開始したようで、綺麗さ・広さともに国際線を凌駕している。

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今回初海外かつ夜なので、とりあえずタクシーでホテルに行くことにした。「Yandex Taxi」初利用である。しかし、アプリ側でカードを登録できないので、支払いは現金となる。両替しておいてよかった。ホテルはハバロフスクI駅の近く。運賃は約300ルーブルほど。この国は運賃に関してはとても安い。

他にハバロフスクの市街地へ行く方法としては、トロリーバスやバスがある。駅方面であれば35番のバスが頻繁に走っていた印象。その他、トロリーバスも駅方面へ向かうようだ。

トロリーバスのバス停はちょっとした建物があってかわいい。ロシアの信号機には青があと何秒なのか表示する機能が付いている。

 

そうして無事ホテル エニグマ(レニングラーツカヤ通り73A、ул. Ленинградская 73А)に到着。駅近ホテルなので、シベリア鉄道に乗る場合は便利なホテル。フロントの女性は私が日本人だと分かった瞬間、「breakfast 7時半から10時」などとありったけの日本語で説明してくれた。

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ハバロフスクI駅近くのスーパーマクシム(Максим)で飲み物や食べ物を買う。お酒売り場は他と区切られていて、別会計となる。酒はウォッカとビール2種を購入。早速いくらか表示されないシステムで、いくらかロシア語でぽろっと言っていたようだが何を言っているのかわからないので、紙に書いてもらうことにした。紙を持って行ってよかった。

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その他、パンと魚系のつまみを購入。ウォッカは風味が甘めと思ったが、度数が強いのでそのままでずっとは行けない。最終日までゆっくり飲み切った。ビールはボーチカ(Бочка)と「お米」なるビールを購入。「お米」はすこしお米の風味が感じられた。ビールは小瓶が50ルーブルくらいから購入できるので、あきらかに日本より安い。

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魚のつまみは塩味がほどよくて酒のつまみにちょうどよかった。ニシンを一口大に切って油漬けしたものらしい。

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そして、早く寝たかったが、隣の部屋から大音量で音楽が聞こえてきて、夜遅くまで寝られず。