Go to Travel で東北の旅 1日目

新型コロナウイルスのせいでずっと遠出できなかったが、この度2月の沖縄以来久々に関東圏を抜け出した(静岡県伊豆半島はちょこっと行ったりしたが)。目的地は東北。今回は仙台から宮城県岩手県青森県三八地方の主要都市を結ぶ国道4号線で北上して、八戸から三陸海岸沿いの国道45号線で南下する。3年くらい前に東北を一周したが、三陸海岸は断片的にしか通っておらず、テレビで三陸海岸の映像を見たら通しで行きたくなってしまった。

 

今日2020年11月3日は1日目。仙台から4号をひたすら北上して盛岡へ向かった。

東京から仙台までは東北新幹線はやぶさ。大宮の次はおよそ1時間で仙台に着いてしまう。そういえば、1年前は滝本晃司さん(ex. たま)のライブ遠征で仙台まで普通列車で行ったんだよなあ。そのときは、東京から6時間くらい掛かったかな。

 

12時前に仙台に到着。はやぶさは、仙台の次はおよそ1時間で盛岡。

30分くらいしてレンタカー屋さんで車を借りる。仙台から盛岡までの距離はざっと190キロ。高速を使うことも考えたが、下道だけでも夕方には十分間に合いそうだ。静岡県とか山口県を端から端まで縦断(横断?)する距離。Google マップに拠れば、4時間30分くらいで着くという。ということは、12時30分にスタートして、17時くらいには着く。

仙台市北部の泉区から4号線。片側2車線がどこまで続くのかとどぎまぎしていたが、富谷市を超えて、黒川郡大和町をも超えて、黒川郡大衡村まで2車線が続く。南はたしか大河原(柴田郡大河原町)あたりから片側2車線以上あったような記憶があるから、結構長い。

トイレ休憩以外はほぼノンストップで北へ向かう。お腹が空いたが、街という街をいくつも通り過ぎ、ついに岩手県に入ってしまった。

 

かつて奥六郡といわれたのは胆沢郡、すなわち現在にあてはめると奥州市前沢より北の地域であり、またかつて伊達の仙台藩領と南部の盛岡藩領を分けたのは胆沢郡と和賀郡、すなわち北上市相去と北上市鬼柳の間であり、現在の一関市一帯の地域(両磐と言われる地域)は長い歴史的には岩手県となるのは不自然なようにも思われるのだが、宮城県栗原市金成と岩手県一関市の間は4号線のルート的には若干の峠越えとなっており、地形的にはしっくりくるような感じがした。東北(とくに太平洋側)の県境は、あまり江戸時代の旧藩領と合致しておらず、戊辰戦争の戦後処理といういざこざもあったりするのであろう。距離的には、仙台と盛岡のちょうど中間地点は一関から平泉のあたりである。

16時過ぎ、和賀川を渡り、北上市まで来たところで、岩手県ではチェーン店と思われる焼肉屋盛岡冷麺を食べた。ぴょんぴょん舎は川崎で食べられるので、ぴょんぴょん舎ではないところを選ぶ。辛さを加えるキムチが別添えで小皿に盛られているのだが、唐辛子の汁を全部入れたら意外に辛かった。

やまなか家の盛岡冷麺

やまなか家の盛岡冷麺

17時前、外に出るとだいぶ夜が近づいている。空の青が暗くなってきている。

岩手県内ではなかなか継続的に片側2車線にならず、花巻空港の南端あたりから片側2車線で盛岡まで続く。紫波郡紫波町にあるショッピングセンター「NACS」はTEAM NACSが好きな私はぜひ寄ってみたかったので寄ったが、非常にくたびれているような雰囲気がある。

紫波町のNACS

紫波町のNACS

夜になると雨が降っている。視界が悪いが、盛岡に着いた。街中の宿を選んだ。Go to Travel キャンペーンのおかげでだいぶ安くなっている。

宿で一息着いてから外に出る。「もりおか 啄木」の盛岡駅へ。最低気温を見てこの季節にしては厚手かなと思えるコートを持ってきたが、ちょっと暑すぎた。周りの人々はもっと軽装である。それにしても、雨のせいもあってか人通りの少なさに地方都市の寂寥感が感じられる。北だから寒いし。

じゃじゃ麺の有名な店が盛岡駅ビルに出している店舗に行った。美味しい。店員のおばちゃんは、地元の若い子と思われる集団には暖かい感じだったが、26歳の地元じゃない髪長おじさんの私には塩対応に感じられた。

白龍(パイロン)のじゃじゃ麺

白龍(パイロン)のじゃじゃ麺

宿に戻って酒を解禁する。せっかくなので岩手県地ビールを。日本酒も飲みたいが、最終日に仙台駅で解禁する。白ビール麦芽の甘い感じが舌の奥から感じられてとても良い。

せしめた岩手県産地ビール3種

せしめた岩手県地ビール3種